2014年1月20日月曜日

第117回文學界新人賞を写しての感想のようなもの。

疲れました。
目がしょぼしょぼしています。

はい、毎回毎回選評を写していくだけではあまり芸がないし、長時間かけて写したかいもあまりないので、写し終わるごとにその回の選評の感想を書いていきたいと思うんです。
よろしくお願いします。

【感想】
 この選考委員だと、いまいち笑いどころがないな。というのが第一印象で、まあ普通の文学賞選評に笑いどころがあるのは異常なので、いいんですが、読んでる側、写してる側としては地味に辛かったです。一応、吉田修一さんは、「はじめてのおつかい(十九歳男子編)」とか、ちょっと笑わせにかかったかな? みたいな要素をいれてるんですけれども。
 あ、吉田修一さんといえば、今回は松浦理英子委員にプチ裏切りをかましてます。松浦さん、吉田さんからは「青井が正確には五十メートルではない距離をついに七秒台の好タイムで駆け抜ける場面」にある「意味や文脈を越えた軽い衝撃」があると推されて、奨励賞いいかもねってなったらしいんですが、吉田さんは選評で「意味や文脈を越えた衝撃」になんて一言も触れておらず、むしろ作者の込めようとしたこの小説の意義みたいなものに感銘を受けた、というようなことを語ってるんです。まあ、受賞はならず委員個人の奨励賞だったので大したことではないですが。
 あと、つっこみどころで言えば花村萬月さん「嘔吐物・吐瀉物」問題。もってる携帯辞書の広辞苑で調べたんですが、嘔吐物と吐瀉物という単語は両方ともなく、嘔吐と吐瀉でそれぞれ調べてみたところ、「嘔吐」は単に吐くことで、「吐瀉」は嘔吐+下痢。とのことでした。なるほどーという感じなのですが、そのすぐ後に使われている「喪う」という単語は、ニュアンス的には「死んでなくなる」ということらしいのです。「細心さ」という言葉に使っていいのか。なぜ、あえてその漢字なのか。言葉の使い方に厳しい花村先生に心の中で尋ねていた次第です。

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